『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』の学び

今日は、山崎元さんと大橋弘祐さん共著『図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』を紹介したいです。

 

なぜ、この本を手にしたのかというと、親父から「お金の運用がしたいんだよね、銀行に溜めていくのが、もったいない感じがしているんだよね・・・ 調べてよ!!ね」

と頼まれたからです。 書籍代を出すのならやると言ったので、調べることにしました。

 

この本は確かに、胡散臭いタイトルかも知れないが、読むと「お金の運用」についてどれだけ無知なんだ・・・俺らは単なるカモやん・・・と思ってしまう。

 

この本での好きな名言:

「結婚なんてバブルだからね。・・・(愛が冷めたら) 負債だけが残る。」

 

お父さんから相談日に、運の良いことにその日オリラジの田中さんのYoutube「Youtube大学」にて「【お金の授業】学校では教えてくれない「資産運用の鉄則」〜素人が必ずハマる罠編〜前編」が公開されました。

この動画を見れば、おそらくの記事を見なくてもいいはず。でもこれを書いたのは『読みたいことを、書けばいい』の作者が言うスタンスに共感したからです。

 

この記事は俺のための書き物  以上。

  

youtu.be

 

 

 お金の運用法① 安全性抜群の国債

国債が一番安全だし、銀行の定期預金よりも金利が良い。

山崎元のオススメは:「変動金利型10年満期」(こちら:財務省の個人向け国債に関して説明しているページです。

 

なぜ安全か?:もし日本の経済がヤバい局面に直面したとき、「国」と「銀行」のどちらが倒産しやすいのか?どっちがより先に倒産する可能性があるのか? 

だから、国債の方が安全ということ。

 

 ちなみに財務省のページには、ネット証券で国債が購入できる金融機関をリストアップしているのでこちらを見ると、変なサイトで購入しなくても済むと思う。

www.mof.go.jp

 

注意点①

銀行と銀行員には絶対近づかない!手数料と金利の亡者だから

例外は一つだけ、国債の購入時だけ。

  

お金の運用法② 証券会社=ネット証券

金融商品を購入するときは、必ず「ネット証券」を選ぶべき。

ネットで購入するのは、「怖いし、なんか不安だし、やり方が分からん」と言う理由で近くの銀行に尋ねに行くのは、カモにされる危険性が大。

 

ネット証券の選ぶ際の基準点:

①手数料が低いこと

②多様な金融商品のラインナップ

③口座開設が無料か

 

ネット証券の大手は主にこの3つ:「SBI証券」「楽天証券」「マネックス証券」

まぁ、この3社は安全と言えるのではないかな。(無知の個人的観測)

 

本の中には、実際にどうようにSBI証券で「口座を開くのか」を写真を使って説明している!結構安心というか、親切。新設なだけに  (37ページ)

  

お金の運用方③ 単利と複利

【重要】単利と複利の違いを知ること:

単利とは:「元金に対してだけつける利息」

goo国語辞書より引用

 

複利とは:「それまでの利子を元金に加え、その合計金額に対してつける金利」(weblioより引用

 

違いと効果を見ろう!

『投資が怖い』 『何から手をつけたらいいか分からない』投資を始める人たち絵伝えたい事

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「「投資が怖い」「何から手をつけたらいいか分からない」投資を始める人たちへ伝えたいこと」より引用

 

まぁ、要は複利でお金を運用すると雪だるま式に増えていくということ 

 

使える豆知識:「72の法則」

自分の投資金額を2倍にするためにかかるおおよその年数の算出法

 

例:300万円の貯を5%の利回りで2倍になる時はいつのか?

 

72 ➗利率(5%)=14.4(年数)

 

お金の運用法④ 株は、投資信託だけ。

投資信託(ファンドとも言う)とは:

①プロ(投信運用会社)に任せて、株を運用してもらうこと。

②一社の株の保有ではなく、数百社の株の詰め合わせのこと。

③倒産しても、資産は確保されているから、大丈夫。

④世の中にある投資信託の99%は検討に値しない。

 

 投資信託には2種類のファンドがある:

・アクティブファンド 

・インデックスファンド

 

アクティブファンドとインデックスファンドの違い: 

・アクティブ= プロ(人)が選んで運用する=人件費がかかる=手数料が高い

・インデックス= 指標に沿って運用する=機械的=手数料が低い

 

Youtuberの井上FP事務所の「投資信託の選び方は本当は量簡単です!4つのステップで選ぶだけです!」と言う動画(5:50秒あたりから)にて、アクティブファンドとインデックスファンドの違いについて解説しています。わかりやすい!

youtu.be

 

投資信託先の選び方:

 ①手数料が低いもの。

2種類ある:

・イニシャルコスト=販売手数料 

・ランニングコスト=運用管理手数料 (or 信託報酬と言う)

②ことにランニングコストが低いところを選ぶ。

③過去の実績は詭弁!基準にしないこと

(不都合な真実①=誰も、未来を予測できない)

 

 注意点

ネットの投資信託にて購入する際には、イニシャルコストは無料になることもあるが、ランニングコストは高いので注意するべき。

 

大概、0.5%-1%の年率手数料だが、例えば200万の場合の投資なら、2万円が手数料となる。

つまり、1%でもかなり高い。

とどのつまり、ランニングコスト(=信託報酬・運用管理手数料)が高いところは避けるべき。

 

ファンドの実績なんぞ信用するな 

山崎元さんによると、「プロの運用する投資信託であっても、過去の上がった、下がった実績が全く当てにならない。」不都合な真実②(89ページより)

 

この本では、上記のように言い切っているだけで、実際にデータは載っていません。

 

そこで!

上でも紹介したYoutuberの井上FP事務所の動画「投資信託の選び方は本当は量簡単です!4つのステップで選ぶだけです!」(8:27秒あたりから)では、報告書を用いながらこの実績のカラクリを説明しています。視聴必須

 

カラクリは、要は去年上位だったファンドは、今年の成績では下位に落ちることもざらにあるし、逆に去年下位だったファンドも今年は上位になることもある。

 

つまり、未来なんて過去の実績でどうにかなるものではない。だから、手数料が低いものだけを選べと言うこと。

 

そんな中で山崎元さんのオススメ:

・「上場インデックスファンドTOPIX(国内株式の投資信託)」

・「ニッセイ外国株式インデックスファンド(海外株式の投資信託)」 88ページより

  

インデックスファンドで儲ける時とは?

インデックスファンドの分配金は、微々たる金額。

利益を出る時いつか?=インデックスファンドの株を売る時(リスクあり!

 

リスクとは:買った時の値段より、安くなって売ることもある。

儲けは基本的にはそんなにない、必要な時にインデックスファンドを売ったらいい!

 

 注意点

インデックスファンドの毎月分配型は絶対にやめた方がいい。 

注意点

金融商品で儲けた利益には、20.31%の税金がかかる。

 

 投資金額の決め方:

 A=安全資産      ex)国債

B=リスク運用資産  リスクを取っても良い金額  

C=当面の生活資金  銀行口座に入れる。   

 

Bの決め方:

一年で減っても良い金額。投資金額の2/3 or 1/3  が減ることもある。

平均は5%増やすようにされている。

 

NISAについて:

120万円までの投資の利益を5年間非課税にしてくれる

5年後、普通の証券口座に戻すか、換金するか、再びNISA口座を利用するか。

この情報は(出版当時のものだから変更している可能性あり。要確認)

 

NISAの口座の開き方:sbi証券(ネット証券推奨)でできる。

 

 住宅ローンとマイホームの罠

住宅ローンの金利を早く返すこと。

このローンも複利式で借金も増えていくから!

 

「新築マイホームを購入して、高い家賃をやめよう」

このキラキラしたワードは、罠あり・・・

 

山崎さん曰く、「新築マンションは価格の約3割は経費と売る側の利益だと言われている。

例:4000万円の新築マンションの場合、3割引の価値しかない。

 

これに、ローンの金利、維持費(後のリフォーム代)、家自体の価値が下がる可能性、固定資産税、不動産への手数料諸々

が加わる!

 

マイホームのデメリットが結構ある。かなり、お金を取られているんだな、俺の親父・・・

「結婚なんてバブルだからね。・・・(愛が冷めたら) 負債だけが残る。」

 

保険会社のCMいつまで払う気?

保険金の半分が、自分の為の以外に使われている。

例:10,000の場合

=5,000が自分の為、

=5,000が人件費、広告、保険詐欺の保証、手数料、土地代に使われている。

 

医療保険は「損な賭け」:病気にならない可能性もある。しかも保険会社にお金を献上している。

 

本当に、病気になって治療費を高いときはどうすんの?? 

政府の「高額療養費制度を利用すること。(148ページより)

 

山崎さん曰く、保険会社に毎月お金を渡すよりか、自分で貯蓄した方が合理的だし、お金の流動性もある。

 

あと、がん保険とかで先進医療を受けたいと言うのは、あんまし意味がない。

だって、癌に有効な治療は医療保険が含まれているから。

 

 

ちなみに、「高額療養費制度」の説明に関してはソニー損保のページが一番わかりやすいし、対象が誰なのかもわかりやすい。

www.sonysonpo.co.jp

 

豆知識:ピケティの「r > g」の解説

r=資本収益率

資本収益率=株・土地・資産の利回りのこと→約4%〜5%

 

g=経済成長率 

経済成長率 =賃金のこと→ 約2%

 

とどのつまり、労働者の賃金は成長率が約2%であり、一方の土地とか株の成長率は4%〜5%

つまり、2倍の成長率だから、絶対に埋まらない差ができる。

 

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 このマンガバージョンが今年発売なので、情報がアップデートされています。 

投資判断は自己責任でお願いします。当ブログの情報により投資判断を誤ったとしても、管理人は責任を負えません。